はっきり言って“当たり”である。水道橋から神保町方面に、白山通りをテクテク。
その2地点のちょうど中間ぐらいの左路地に入ると、“ライスカレーまんてん”はあった。
まず、カレーライスではなく、あくまでライスカレーである。
その辺のコダワリからして只ならぬ予感。いざ店内に入ると、
昼時のピークを過ぎたからか「凹」型カウンターに待たずに着座。
「凹」型の窪みにいるスタッフからすかさず注文を聞かれて「カツカレー600円」をオーダー。
先に出された水と、得体の知れない小さなコップに入った黒い液体に興味が湧く。
「うーん、特製ソースだろうか? でもソースなら目の前にあるし……」。
その時は手を付けず、カツカレーの登場を待つ。
そして出て来た本命は、いかにも食欲を促進させる匂いと装い。
コクがたっぷり出てて挽肉満載のその味は、個人的にど真ん中である。
一時は“GOGOカレー”に凝ったこともあるが、ひとことで別格。
この味は到底チェーン店で出せるものではない。
程よい辛さに、奥深く家庭的なカレーの風味。
そして、さくさく心地良い食感のカツに、程よく甘みが効いた福神漬け。
どれもがバランス良く調和していて、夢中にスプーンを動かしあっという間にゴッツァンである。
で、さっきの得体の知れない黒い液体。
これは同じように疑問を持った別のお客さんが質問したところ「アイスコーヒーです」とのこと。
なるほど、エスプレッソ大の容器に入ったコーヒーを
食後に一杯飲み干してフィニッシュという心配り。
いやはや、参りましたね。
パンチ力:4.0
おもてなしの精神:3.0
コストパフォーマンス:4.0
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